トラ猫のちびちゃん

私の実家の猫はトラ模様の猫ちゃん。 名前はちびです。

ペットを飼うということを嫌がっていた両親でしたが、このちびちゃんの愛らしさけなげさに負けてしまいました。
ちびちゃんは捨て猫だったのです。
うちの実家は温泉地のそばにあり、なぜか捨て猫が多いのです。
その度に市役所に連絡したりしていました。

そんな捨て猫だったちびちゃんは、人懐っこく父がいくらシッシッと追い払っても
足元にすりすりしてくるのです。
私も当時高校生でしたが、学校から帰ってくるとちょこんと玄関にいたので、なんだか可愛くて、飼いたいと思いました。

いちばん嫌がっていた母が餌をあげるようになり、いつの間にかうちに居ついてしまったのです。

前も小さいからちびって安易に呼んでいましたが、もうすっかりおじいちゃん猫になりました。

お嫁に行く時もちびちゃんと離れるのがさみしかったことを覚えています。

ちびちゃんはふとんの隅に丸くなって寝るのが好きで時々私のベットの隅にも寝ていました。
こたつもやはり角のところが好きでふとんの角に丸くなっていました。

甘えっ子のちびちゃんは、撫でてと言わんばかりに頭をすりすりとこすりつけてきて、
撫でてあげるとのどをゴロゴロ鳴らして喜んでいました。
捨て猫だったのに人が大好きなんて珍しいと思います。

ペットとは言うけれど家族の一員ですね。毎日一緒にいると本当にかわいくて、さみしい時に察して来てくれることもあったりして、かわいくてたまりません。

今も実家に帰省するときはちびに会いたくて帰るみたいな感じです。
いつまでも一緒にいたいけれど、ペットは先立つもの。
ちびももうおじいちゃんだから。
最期はちゃんと見届けたいです。